Web系ベンチャー企業必見!?事務所移転時の案内ハガキとパンフレット修正秘話

会社の移転といっても法務的な手続きを済まして、登録されてある住所の変更や引っ越し作業を行うだけでなく、
取引先各所に住所・電話番号等の変更があることをお知らせする必要があります。

Webであればお知らせ欄に告知したり、会社概要はHTMLを修正するだけで対応可能ですが、印刷物などのクリエイティブは、以前の住所のものは使えないので一新しないといけません。
そのため、弊社が移転するにあたって、まずは移転案内ハガキの作成とパンフレットの修正を行いました!

まずは移転案内ハガキ

移転案内ハガキ

早速ですがドン!ファングラーは赤坂から赤坂へ移転しました!
From Akasaka To Akasakaです。ポストカードではなく、通常ハガキで作成したのですが、そのせいで制作中につまづいた部分がいくつか・・・。
理由は後述します。

そして会社パンフレット

パンフレット

会社資料(パンフレット)に貼るシールを作成しました。
会社案内は本来であれば新しく作るところですが、直前に企業説明会があった為、既に300部程作成済みの状態。
次回発注まではまだ時間があるので、シール対応ということにしました。

シールはファングラーのフェイバリットスポットの一つ、ビックカメラ赤坂見附店でレーザープリンタ対応のラベルシールA4ノーカット20シートを購入。912円、安いです。

こういった住所や地図の入った印刷物の入稿とオフィス移転が被ると、ものすごく大変です。
前々から部数の管理をしっかりして移転に備えましょう。
ファングラーの今回の移転は急遽決まったので仕方のない部分もありました・・・。

ちなみに新しい地図は当たり前ですが、Illustratorでゼロからベクターで作りなおしてます。
WebであればGoogle MapsやBing Mapsの緯度経度を修正するだけで完了ですが、紙媒体となるとそういうわけにもいきません。
地図も誰が見てもわかりやすい地図にする必要がある上に、デザインを損なわない様に作る必要があります。

「起点にする箇所をどこにしようか?」
「迷った際に目印となる建物はなんだろう?」
「目立つ建物はなんだろう?」

何度も何度も修正が入りました。その都度ぐぬぬ・・・!っとなり、適宜修正していきました。

今回のお話のメインとなる郵便はがきと私製ハガキの違い

郵便はがきと私製ハガキの違い

所謂、通常ハガキとポストカードですね。
さて、通常ハガキと私製ハガキの違いですが、通常ハガキは簡単に言ってしまえば郵便局やコンビニで購入できる、既に切手が印字されているハガキということになります。
私製ハガキとは、ざっくりとハガキサイズの印刷物のことを言います。主に郵便に利用しないフライヤー・ポストカードなどで利用されますね。

通常ハガキでフチなし印刷は難しい…!?

通常ハガキとは前述のように既に切手が印字されたはがきですが、こちらは裁断がされた状態(100mm×148mm)で販売がされています。
ポストカードの場合は印刷後に裁断に掛けるのでフチなしの印刷が可能ですが、既に裁断されているものに関してはフチなしで印刷するのは難しいです。

通常ハガキでフチなし印刷は難しい

そのため、通常ハガキでフチなし印刷をする場合、別の紙(光沢紙)などに、一度裏面の図案を印刷後、裁断してハガキへ貼り合わせるといった方法が取られることが多いようです。
今回の移転案内は、光沢紙を使用した場合に安っぽいイメージになってしまうと考え、フチなし印刷は諦めました。

こんな感じ

こんな感じです。本当は左側のフチなし印刷が良かったのですが、現実は右側の様にフチあり印刷になってしまいました・・・。
(マット系で出来る印刷会社さんをご存知の方がいたら是非教えてください…)

即時印刷したいなら近くのフォトサービスへ持ち込みもあり?

移転先のすぐ近くにはカメラのキタムラさんがあり、そちらで当日仕上げの受付をしてくれました。
もちろん通常ハガキを利用したので、フチありにはなってしまうのですが
ちょっと部数が足りないときや、今すぐにハガキが欲しい場合等は有効利用できるかと思います。
(キタムラの店員さんに伺ったところ、100部程度であれば店舗に通常ハガキのストックは常にあるそうです。※店舗によって差があります)

宛名印刷

宛名印刷

宛名印刷に関してもキタムラさんの宛名印刷サービスを利用しました。
ファングラーでは普段利用するフライヤーや販促物の印刷というとグラフィックさんにお願いすることが多いのですが、このような印刷通販会社さんでもほとんどの会社で宛名印刷は対応しています。

名刺等の情報からデータを起こす場合、発注先のフォーマットに合わせて情報を入力するのは意外と時間がかかるので、会社の移転が決定したら早めに処理しておきたい部分でもあります。

そして送付

ハガキが完成したら後は送付するだけですが、今回は各々お世話になっている方へメッセージを入れる可能性があったので直接受け取りとしました。
DM発送代行等のサービスを使えば、入稿後そのまま差し出しも可能なので、用途に応じて使いわけるのがいいですね!

まとめ&おまけ

オフィス移転の通知といえば、メールだけでも充分ですが、せっかくのオフィス移転ですし、お世話になった方やお取り引きのある企業様へは、しっかりとしたご挨拶をしたい!

かといって顔を会わせてのご挨拶は難しいので、ファングラーからの気持ちとして、今回移転案内を制作しました。
また普段リアル(紙)に触れる機会が少ないので、こういうった機会にクリエイティブを楽しんじゃおう的な感じです。

Web関係の会社だとDTPデザインをする機会が少なく、DTPとWebは制作工程が異なるのですが、ファングラーではWebデザイナーでも「デザイナーなんだから印刷物も大丈夫でしょ?」っていう感じで、「デザイン」と名の付くタスク・案件はデザイナーに全て降りてきます。
同じノリで「エンジニアなんだからFAXも直せるでしょ?」って言うと怒られます。理不尽。

でもたまにはWeb以外のデザインも楽しいので、個人的には大歓迎です!

新しいオフィスの方も色々と工夫して、お客様が来訪しやすいような雰囲気作りを目指しています。
近くにお越しの際は、是非お気軽に遊びに来て下さい!